「交通警備のお仕事」は立ち仕事。知っておきたい「腰痛」の話
2025年2月3日
「交通警備のお仕事」といえば、多くの人が「立ったままで仕事をする」を思い浮かべるのではないでしょうか?
実際、交通誘導警備の現場では長時間立ったままの業務が続くことも珍しくありません。そのため、「腰痛」は警備業界における大きな課題のひとつとも言えます。
これは警備業界だけの問題ではなく、販売職、飲食業、介護職など、さまざまな業種に共通する悩みでもあります。
実際に「立ち仕事 腰痛」とインターネット検索する人も多く、それだけ関心が高いトピックだと言えるでしょう。
では「警備の仕事」は他の立ち仕事と比べて、腰への負担はどれくらい違うのでしょうか? また、腰痛を予防し、長く働き続けるためにはどのような対策ができるのでしょうか?
本記事では、立ち仕事と腰痛の関係を掘り下げつつ、警備業界ならではの特徴や工夫について解説していきます。
■「警備の仕事」は立ち仕事?一般的なイメージを検証!
前述のように「警備の仕事」と聞くと、多くの人が「ずっと立ちっぱなしで大変そう」というイメージを持っているのではないでしょうか?
交通誘導警備や雑踏警備では長時間立ち続けることが求められる場面が多いことは確かです。
しかし、警備業務すべてが「立ち仕事」なのでしょうか?本当に腰痛のリスクが高い仕事なのか、実際の業務内容とともに検証してみましょう。
1.一般的な警備業務のイメージと実際の違い
多くの方から「立ちっぱなし」「動かない」「単調」といったイメージを持たれがちな「警備のお仕事」ですが、業務内容や職種によって大きく異なります。以下が詳細。
交通誘導警備
工事現場や駐車場での車両・歩行者の誘導:ほぼ100%立ち仕事
雑踏(イベント)警備
イベントやコンサートでの来場者誘導・整理:ほぼ100%立ち仕事
施設警備
ビルや商業施設での巡回、監視業務:
座る業務もあり、立ち仕事の割合は業務や現場によって異なる
交通誘導警備や雑踏警備は「立ち仕事が基本」ですが、施設警備や貴重品運搬警備では座って監視する業務もあるため、必ずしもずっと立っているわけではありません。
2.他業種の立ち仕事と比較すると?
「立ち仕事」といえば、警備業だけでなく、他の業種でも共通する勤務形態です。では「警備の仕事」は他の仕事と比べて、どれくらい体への負担が違うのでしょうか?
・警備の仕事
基本は立ち仕事だが、歩いたり座ったりする業務もある
腰痛リスクはやや高めの印象 ※あくまでも著者の見解
・飲食業
ホールスタッフは常に動き回る、仕込みや調理スタッフもランチタイムやディナータイムは動きが多い
腰痛リスクは高い ※あくまでも著者の見解
・販売業(レジ打ち業務など)
立ちっぱなしの時間帯が長い
腰痛リスクは高い ※あくまでも著者の見解
・介護職
利用者の介助で中腰やしゃがんだり立ったりする場面が多い
腰痛リスクは非常に高い ※あくまでも著者の見解
飲食業や販売業は「立ち仕事+歩くことが多い」のに対し、
「警備の仕事」は「立ちっぱなしの時間帯が長い」
という特徴があります。
3.警備業ならではの腰痛リスクとは?
警備業ならではの腰痛リスクを、以下にまとめてみました。
・同じ姿勢が続ける時間帯が多い
特に交通誘導警備では、長時間立ったままで動かない時間帯が多いため、血流が悪くなりやすく、腰痛の原因をつくりやすくなります。
・天候や気温の影響を受けやすい
屋外勤務が多いため、寒さなどよる筋肉の硬直が腰痛につながることも。
・中腰や前傾姿勢になる場面がある
交通誘導警備や雑踏(イベント)警備では、状況に応じてかがむ、前傾姿勢を繰り返し行うことがあり、腰へ負担がかかる回数が多くなることもあります。
このようなリスクを事前に理解し、
適切な対策をとることで腰痛の発生を防ぐことは十分可能です。
次のセクションでは「警備の仕事」における具体的な腰痛対策について詳しく解説していきます。
■「警備の仕事」における具体的な腰痛対策
長時間の立ち仕事となるため、腰へ負担がかかりやすいのは事実。
しかし、適切な対策を実践すれば、腰痛を予防し、快適に働き続けることが可能です。警備業務で実践できる具体的な腰痛対策を紹介します。
1.正しい立ち方を意識する
姿勢の悪さが腰痛の大きな原因になります。以下のポイントを意識して、腰への負担を軽減しましょう。
・足を肩幅に開いて立つ
足をそろえて立つと体重が一点に集中しやすく、腰に負担がかかります。
肩幅くらいに足を開き、バランスよく体重を支えましょう。
・膝を軽く曲げる
膝を伸ばしきると血流が悪くなり、筋肉が固まりやすくなります。
ほんの少し膝を曲げることで、腰や足への負担を軽減できます。
・重心を均等にする
片足に重心をかけ続けると、骨盤のゆがみにつながり、腰痛を引き起こしやすくなります。左右均等に体重を分散させる意識を持ちましょう。
2.こまめに動いて血流を改善する
じっと同じ姿勢を続けると、筋肉が固まり、血流が悪化して腰痛を引き起こしやすくなります。業務中でも、できる範囲でこまめに動くことが重要です。
・足踏みやつま先立ちをする
同じ姿勢を長時間続けないために、定期的に足踏みをしたり、かかとを上げ下げしたりなど、可能な限り「ふくらはぎ」を動かしましょう。
・歩行できる場面では積極的に歩く
交通誘導警備や巡回警備のように歩く業務がある場合は、しっかりと足を動かして血流を促しましょう。
・可能なら軽いストレッチを取り入れる
業務の合間に腰をひねったり、前屈したりして軽くストレッチを行うと、筋肉がほぐれ、腰の負担を減らすことができます。
■「警備の仕事」でオススメ!仕事後の「セルフケア」を習慣化しよう!
「警備の仕事」に従事していても、正しい姿勢や適切な対策を実践すれば、負担を軽減しながら働くことが可能 です。
中でもオススメなのが「仕事が終わった後のケア」、すなわち「セルフケアの習慣化」です。
特にこれから「警備の仕事」をはじめてみたい!と考えている皆さんの場合、これをきっかけに毎日の習慣に取り入れて、腰への負担を最小限に抑えましょう。
・入浴で筋肉をほぐす
シャワーだけで済ませずに 湯船につかると、腰まわりの筋肉がリラックスし、血流が改善 されます。
・ストレッチで柔軟性を高める
特に 腰回りや太ももの筋肉を伸ばすストレッチ を行うと、腰への負担を軽減できます。
・寝具を見直す
柔らかすぎる布団や、低すぎる枕は腰に負担をかける ことがあります。適度な硬さのマットレスや、腰をしっかり支える枕を選ぶのもポイントです。
■「警備の仕事」は腰痛対策で快適に続けられる!長く活躍できる!
ある程度、腰痛リスクのある「警備の仕事」であっても、さまざまな対策や心がけ、習慣次第で安心して働けます。
ここで、ご紹介した対策をいくつかまとめてみましょう。
・姿勢を意識する(足の幅・膝の角度・重心バランス)
・こまめに動いて血流を促す(足踏み・ストレッチ・歩行)
・仕事後のセルフケアを習慣化する(入浴・ストレッチ・寝具の見直し)
その他、当ブログの過去回では、今回とはまた違った視点から「警備の仕事でのコンディションづくり」についてご紹介しているものもありますので、興味が湧いた方は以下のリンクからご覧ください。
■まとめ:腰痛リスクを最小限に抑えて、元気に働く!
今回の「交通警備のお仕事」は立ち仕事。知っておきたい「腰痛」の話。の話はいかがでしたか?
気になった方は、未経験者からスタートした人が、腰痛リスクを抑えて長く活躍しているグリーン警備保障の仕事に、ぜひチャレンジしてみてください。
興味がある方は、今すぐご応募を!