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【実践!】「交通誘導警備の資格」取得方法とメリットを徹底解説

2020年6月3日

 

警備の業務内容はいくつかに区分され、その中でも6種別に対しては「警備業務検定」と呼ばれる資格制度があります。その中でもグリーン警備のメインの業務となる交通誘導警備業務検定は、合格すれば道路の交通誘導警備に携わることができ、グリーン警備の仕事をするうえでも重要性の高い資格となっています。

今回は交通誘導警備業務検定の資格取得方法やその概要について、最新データや実際の受講体験を交えて紹介します。

 

■交通誘導警備業務検定とは?

 

 

交通誘導警備業務検定は、道路工事や建設現場などで車両や歩行者を安全に誘導するためのスキルを証明する国家資格です。

合格者は「有資格者警備員」として、高速道路や重要幹線道路などの現場でリーダー的役割を担えます。

 

もちろん、資格がなくても交通誘導の業務に就くことはできますが、資格を取得することによってキャリアアップや待遇の良さにもつながります。

また、法律により資格取得者を配置しなければならない現場があり、需要のある資格です。

 

交通誘導警備業務検定は1級と2級があり、2級は条件や実務経験を問われることなく取得が可能です。そのため最初は2級から取得を目指してみてはいかがでしょうか。

 

📊 データ引用:警察庁「令和6年における警備業 概況」によると、警備員全体のうち約22%が有資格者であり、年々その割合が上昇しています。特に交通誘導関連の資格保有者は前年比+5.1%増と堅調に伸びています。

📊 出典:警察庁 令和6年における警備業 概況

 

■有資格者にしかできない仕事

 

交通誘導警備業務検定に合格し資格を取得すると、以下のようなことができるようになります。

 

・高速道路や自動車専用道路での交通誘導

国家公安委員会規則が定めた「検定合格警備員の配置の基準」に基づき、検定に合格した有資格者の配置が必要となる道路があります。

主に車両が通行する高速道路や自動車専用道路において、工事などで交通誘導を行う場合は、有資格者1人以上を配置しなければなりません。資格を取得することで、高速道路や自動車専用道路における交通誘導現場の責任者となることが可能です。

 

・都道府県公安委員会が認める一般道路での交通誘導

高速道路や自動車専用道路以外にも、都道府県公安委員会が指定した道路では、交通誘導の際に有資格者を置くことが定められています。
たとえば、国道や地方道、県道や市道などの主要幹線です。

 

・事故が起きた際の各種対応

交通誘導警備業務検定では、交通誘導の具体的な方法に加えて事故時の対応についても問われます。

そのため検定の内容も警察との連携や応急処置、護身術といった実践的なスキルが含まれていることも特徴です。

資格の取得によって事故が起きた際は先頭に立ち、素早い事態の収束が求められます。

 

■資格取得の2つの方法

 

 

交通誘導警備業務検定は「特別講習」または「直接検定」で取得可能です。

 

①特別講習(こちらの講習は警備会社に所属していなければ受講することができません)

都道府県の警備業協会が実施する講習を受講し、最後に修了考査を受けて合格することで資格を取得する方法です。

修了考査で不合格だった場合は、再度講習を受け修了考査に臨むことになります。講習は定期的に実施しており、都道府県ごとに指定された会場で受講が可能です。

 

  • 講習内容:学科7時限+実技5時限+修了考査4時限(計16時限)
  • 受講料:約30,000円(都道府県により異なる)
  • 日程:2日間コース(例:1日目に講義、2日目に実技+考査)

 

📍 体験談:30代男性(神奈川県・特別講習修了)
「現場経験が少なくても講師が丁寧に教えてくれました。実技では旗の動かし方や警笛の使い方を繰り返し練習できたのが良かったです。」

 

②直接検定

特別講習を受けることなく検定試験に臨み、合格すれば資格取得できる方法です。

直接検定は都道府県公安委員会が実施しており、実施日や場所なども都道府県ごとに異なります。たとえば東京都の場合は、警視庁の試験場で毎年5月中旬に実施されています。

 

  • 受験料:14,000円
  • 試験内容:学科試験(筆記)→合格者のみ実技試験
  • :東京都では毎年5月に警視庁主催で実施。

 

📊 出典:東京都公安委員会「実施の各種研修・検定等の予定表」

 

 

■試験内容:学科と実技

 

検定試験は、学科試験と実技試験の2つに分けられます。

学科試験で出題される内容には、主に以下のようなものがあります。

 

学科試験(計20問)

合格ライン:100点中90点以上

 

・警備業務の基本事項

警備業務全般から交通誘導に絞った業務、また警備員の心構えなど

・法令に関するもの

警備業に関わる憲法や刑法に加え、道路交通法や警察官職務執行法などについて

・交通誘導で使用される合図

人や車両への合図について、方法や位置、状況ごとの誘導の仕方など

・事故発生時の対応

事故が発生した際の警察などへの連絡方法、重要性について

・けが人への対処法

救急法に基づいたけが人の搬送や応急処置の方法など

・災害時の対処法

消火器の使い方や避難誘導、二次災害の防止について

・警戒棒の扱い方、護身術

 

学科試験では、これらの内容から計20問出題され、100点満点中90点以上を合格です。
また、実技試験では以下の内容が含まれます。

 

実技試験(6科目)

合格ライン:100点中90点以上

 

・旗や誘導灯などの使い方

旗や誘導灯を使用して車両の停止や徐行などを誘導する方法

・合図の実践

手での合図の動作や警笛を使用した合図

・事故発生時の実践的な対応

警察や各種機関への具体的な連絡方法など

・けが人への対処法

けが人の搬送方法や出血時の止血など、具体的な対処法

・災害時の対処法

実際に二次災害を防ぐために取るべき対処法

・警戒棒の扱い方、護身術

実技試験はこれら6科目合わせて100点満点となり、こちらも90点以上が合格となります。

 

 

■効率的な勉強法

 

■直接検定を受けるときの勉強方法

直接検定を受ける際は、学科・実技ともにあらかじめ勉強したうえで試験に臨む必要があります。
直接検定に向けたセミナーなどは特にないため注意しましょう。
ここでは、直接試験を受ける際の勉強方法を紹介します。

 

・学科試験の勉強方法

都道府県の警備業協会では、学科試験の教本を販売しています。どのような出題範囲があるのか把握するためにも購入しておきましょう。

しかし、この教本の内容をすべて頭に入れるよりは、別途販売されている問題集で実践的に問題を解いていく方法がおすすめです。
コツコツと問題を解いていき、正解率が9割以上になることを目指してください。

また、何度も繰り返すことで苦手な問題も見えてきます。苦手な問題は教本で再度勉強したうえでクリアし、もう一度全体の問題を解くようにしましょう。

不安要素を潰した後に再度全体を見直す勉強をすれば、内容を頭に刷り込むことができます。

 

学科対策

・各都道府県警備業協会が発行する公式テキストを購入。

・市販の過去問集(例:「警備業務検定 過去問題集2024年版」)を繰り返し解く。

・9割以上の正答率を目標に、間違えた問題を中心に復習。

 

・実技試験の勉強方法

実技試験の勉強を独学で行うのは難しいです。ただし、実技試験の範囲は警察庁のホームページで確認することができます。

より詳しい部分を勉強するには、私たちグリーン警備を通して現場でお仕事をすることをオススメします。

 

例えば、すでに資格を取得している上司や先輩にアドバイスを求めてみる、わからないところを質問するなどさまざまな方法があります。

他にも「キャリアアップ研修」を利用するなどすれば、独学よりも多くの知識を身に着けることができます。

 

実技対策

・現場経験を積むのが一番の近道。

・グリーン警備では、資格取得支援制度を活用して模擬実技研修を実施。

・先輩警備員に旗の操作や声掛けのコツを教わるのも効果的。

 

 

■取得後のメリット

 

項目 内容
資格手当 月5,000〜10,000円程度(会社規定による)
配置現場 高速道路・大型工事・自治体関連案件など
キャリア 現場責任者・教育担当・管理職への昇進可能

 

📊 データ引用:求人ボックス「2025年版 警備員給与調査」では、有資格者の平均月収は無資格者より約1.25倍高いという結果が出ています。
📊 出典:求人ボックス 警備員の給与データ2025

 

■Q&A:資格取得に関する疑問

 

Q. 未経験でも受験できますか?
A. 特別講習の受講条件は「警備会社に所属していること」。未経験者も所属後に受講可能です。

Q. 合格率はどれくらい?
A. 公益社団法人全国警備業協会によると、平均合格率は約70%。特別講習を受けた場合は85%前後と高水準です。

Q. 更新は必要?
A. ありません。一度取得すれば、永久資格として有効です。

 

■まとめ:キャリアアップの第一歩に

 

交通誘導警備業務検定は、単なる「資格」ではなく交通誘導業務が中心となるグリーン警備のお仕事において、現場での信頼の証です。

資格を持つことで業務の幅が広がり、給与・責任・キャリアすべてにおいて成長のチャンスが得られます。

また、グリーン警備では資格を持っていれば「資格手当」が支給されます。(規定あり)

資格取得は業務に役立つのはもちろん、待遇面でも多くのメリットがありますので、気になる人は資格の取得を目指してみてはいかがでしょうか。

 

イベントやコンサート会場など、⼈が多く集まる場所で⾏列の誘導や警備、
街中での歩⾏者や⾞に対しての安全でスムーズな案内・誘導業務です。

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