【必見！】「夏場の警備業務」に最適な対策とは？
2020年5月7日
春が過ぎ、いよいよ夏本番。警備の仕事にとっては、暑さとの戦いが始まる季節です。
屋外での勤務も多く、「炎天下での仕事はキツそう…」というイメージを持つ方も少なくないでしょう。
しかし、実際には適切な対策と工夫次第で、夏の警備業務も快適に乗り切ることが可能です。
この記事では、現在の最新データと現場の声を交えながら、「これからグリーン警備の仕事を始めたい！」という方へ知っておきたい「夏場に安全かつ快適に仕事を行うためのポイント」を解説します。
■警備ユニフォームの進化と最新の暑さ対策
・通気性・速乾性に優れた素材を採用
近年の警備制服は、見た目の印象とは裏腹に、通気性・速乾性・UVカット性を備えた高機能素材が主流です。特に、ポリエステルとナイロンを組み合わせた“ハイブリッド生地”は、汗を素早く蒸発させ、体温上昇を防ぐ効果があります。
📊 データ出典：厚生労働省の「熱中症関連情報（2025年版）」によると、2024年に報告された労働災害による熱中症発生件数のうち約3割が屋外作業従事者によるものでした。
［出典：厚生労働省 熱中症関連情報］
当社の制服も通気性が良い素材で作られており、汗をかいてもすぐに乾くようになっています。
■インナー・小物でできる暑さ対策
・涼感インナーの着用
「接触冷感素材」や「吸湿速乾インナー」を制服の下に着ることで、体感温度を約3℃下げることが可能です。特にフィットタイプのインナーは、汗の蒸発効率が高く、涼しさをキープできます。
・ネッククーラー・冷感タオルの活用
首を冷やすことで全身の体温を効率的に下げることができます。冷却剤を内蔵したネッククーラーや、濡らして振るだけで冷たくなるタオルが人気です。2025年モデルではUSB充電式タイプも登場し、再利用が簡単になっています。
・携帯扇風機・冷感スプレーを活用
ポケットサイズの携帯扇風機や冷感スプレーは、休憩中の必需品。特に冷感スプレーは、衣類の上から吹きかけるだけで瞬間的にクールダウンできます。Amazonやホームセンターでも手軽に入手可能です。
服に吹きかけるだけで涼感素材のようにひんやりした着心地になるものや体全体に吹きかけることで体温を下げるものもあります。
どちらのタイプも有効ですが、業務中のちょっとした合間に使うのであれば、ポケットに収まるミニタイプのスプレーを用意しておくと便
利です。
💡 ワンポイントアドバイス：現場に出る前に“水で濡らすタイプの冷感タオル”を準備しておくと、体温調整がよりスムーズになります。
■自分でできる「熱中症対策」
服装や小物の工夫以外に、休憩中や業務の合間にできる暑さ対策があります。
体になるべく負担をかけないように、下記のような行動を心がけてみましょう。
1. 休憩は必ず日陰・風通しのよい場所で
屋外作業時は、直射日光を避けた休憩が必須。日陰に入るだけでも体温の上昇を防ぐ効果があります。近年では携帯式の日傘や簡易テントを使用する現場も増えています。
例えば、昼の1 時間休憩の時（日勤の場合）に日陰に入っているだけでも、体を休めて発汗量も減らすことができます。
屋内に休憩所があるといいですが、ない場合にも木陰やビルの影などを見つけてゆっくり休むことがおすすめです。
2. 水分・塩分補給をこまめに
熱中症予防の基本は“こまめな水分補給”。
汗として出る水分や塩分は、意識してこまめに摂らないと、気付かない間に体に負担をかけてしまうもの。
水分と塩分、またミネラルなどをまとめて摂取したい場合は、ナトリウムやミネラルを含むスポーツドリンクが最適です。
スポーツドリンクは汗で出ていく成分を補給するために最適なバランスで調合されています。
作業中にすぐ飲める場所に置いておけば、気付いた時にも補給しやすいでしょう。
📊 データ：環境省の「熱中症環境保健マニュアル（2025年7月版）」では、発汗量が多い環境下では1時間あたり0.5〜1Lの水分補給が推奨されています。［出典：環境省 熱中症環境保健マニュアル（2025年7月版）］
3. 睡眠と体調管理
寝不足や二日酔いは熱中症リスクを高めます。警備業務前日は十分な睡眠と控えめな飲酒を心がけましょう。
例えば、前日にあまり寝ていなかったりお酒を飲んで二日酔いだったりする場合は要注意です。
このような状態は、普段よりも血流の停滞やめまいなどが起きやすく、体調も悪化しやすいでしょう。
夏場の警備仕事をする際には、毎日の体調管理は必須です。
翌日に元気に働くためにも、前日に無理をしないようしっかり管理することが大切です。
■現場での工夫と会社のサポート
・休憩タイムの確保
警備会社の多くでは、炎天下での連続勤務を防ぐために交代制の休憩システムを導入しています。当社でも新人研修や現場巡察の際に、「こまめな休憩の重要性」について指導しています。
・チームで支え合う勤務体制
1人だけで現場に立つのではなく、2〜3人のチームで業務を行うケースも多く、体力に合わせた分担が可能です。無理をせず、仲間同士でサポートし合う体制が整っています。
👷♂️ 現場スタッフの声（50代男性）
「暑い日は30分おきに交代して休憩を取るようにしています。水分補給や塩タブレットを常に携帯して、倒れない工夫をしています。」
またスタッフだけでなく、当社でも対策法として、以下のような施策を行っています。
・新人研修、現場巡察により「適切な休憩時間」に関する指導が行われる
警備の業務において最も大切なことは「安全かつ確実な警備を保障すること」に他なりません。
もちろん、その中には「いかなる状況下でも業務を遂行できるよう、適切な休憩時間を取る」ということも含まれてい
ます。
私たちが行っている新人研修の現場では、業務に必要な技能や知識の他にこうした「休憩時間」に対する教育も大切にしています。
・こまめに休憩時間を設定する
グリーン警備の仕事は数人のチームで行うものも多く、その場合通常の休憩の他にも、交代でこまめな休憩を取ることができるように指導しています。
連続的な業務を避けることで、水分補給のタイミングも作れますし体力の温存にもなります。
うまくチーム全体で協力すれば、全員が少しずつ休憩を取ることも難しくありません。
■体を慣らすなら「夜勤スタート」もおすすめ
夏場に初めて警備の仕事をする場合、いきなり日中勤務に入るのは不安という方も多いでしょう。その場合は、夜勤シフトから始めるのも一つの方法です。夜間は日光がない分、体温上昇を抑えやすく、体を慣らすのに最適です。
また、当社では自由シフト制を導入しており、週2〜3日の勤務や夜勤のみの働き方も可能です。徐々に勤務時間を日中にシフトさせることで、無理なく体を順応させることができます。
■Q&A：夏の警備に関するよくある質問
Q. 熱中症が心配です。会社は対策していますか？
A. はい。炎天下での連続勤務を防ぐために交代制の休憩システムを導入しています。
Q. 暑さが苦手な人におすすめの勤務形態は？
A. 圧倒的に夜勤がおすすめです。直射日光を避けながら安定して高収入が得られます。
Q. 他にはどんな暑さ対策がありますか？
A. 寝不足や二日酔いは熱中症のリスクを高めます。そのため、業務前日は十分な睡眠と控えめな飲酒を心がけましょう。
■まとめ：正しい対策で、夏でも快適に働ける！
夏場の警備業務は確かに過酷に見えるかもしれませんが、装備の進化・職場のサポート・個人の工夫によって、安全かつ快適に乗り切ることができます。
現在では冷感インナーやネッククーラー、携帯扇風機などの“暑さ対策グッズ”が充実しており、体への負担を大きく軽減できるだけでなく、当社でも安全管理の観点から「熱中症対策の教育」「勤務体制の調整」に力を入れています。
体力や性別を問わず、自分に合った働き方を選びながら、当社で「無理のない警備バイト」を続けていきましょう！
【2025年10月追記】
