業界注目!『Z世代』こそ『グリーン警備』がオススメです!
2022年2月1日
さて、今回は「業界注目!『Z世代』こそ『グリーン警備』がオススメです!」と題して、今後の社会を支える上で「必要不可欠な人材」と注目されている『Z世代』に関して解説します。
■『Z世代』ってそもそもどんな世代のこと?
さて、今回皆さんが気になるポイントは、おそらく一部を除き「まだあまり聞き慣れない」名前である『Z世代』という存在ではないでしょうか?
この『Z世代』は、かつてアメリカで有名になった「ジェネレーションX」の2代あと「ジェネレーションZ」を日本語訳したもので、定義としては「1995年以降‐2000年代(2009年まで)生まれ」の世代を指します。
ちなみに、元となった「ジェネレーションX」という言葉を初めて使ったのは、世界的に有名な写真家・ジャーナリストの「ロバート・キャパ」氏だそうで、自身の著作のタイトルに「未知の新しい世代」という意味の言葉として使用したのだとか。
ただ、この定義を見てみると「1995年以降‐2000年代(2009年まで)生まれ」となっており、この世代で一番最初の世代はすでに「20代後半」であり、すでに社会人として生活している人も多く、また言葉を知らなかっただけで自身も『Z世代』だった、という人も少なくないでしょう。
また、この言葉は良くも悪くも「アメリカ生まれ」のため、インターネットやスマートフォンの普及など社会的なインフラの整備や、日本独自の「団塊世代」などの世代区分なども考慮する必要があり、日本で使われている『Z世代』は「ジェネレーションZ」と同じ背景・性格とは限らない、と覚えておいて下さい。
そのような背景からか、日本における『Z世代』は「真のデジタルネイティブ世代」という評価・認識をされていることが多く、「物心がついた頃から携帯電話やスマートフォンで日常的にインターネットを利用していた」という位置付けがされていることもあります。
もうひとつ、この『Z世代』を知る上で大切なポイントが「『Z世代』は、そのほとんどが『X世代』の子供世代にあたる」点です。
■なぜ『Z世代』が「これからの警備業界」で重視されるのか?
さて、『Z世代』の重要さを理解していただいた所で、続いては「なぜこの世代が「これからの警備業界」で重視されるのか?」について解説していきましょう。
まず、先程もご紹介した「『Z世代』の定義」を踏まえると、この世代は「現在、徐々に社会に参加しはじめているが、中心を担う存在になるにはまだ少し早い」世代だと言えます。(この世代最後のグループはまだ中学生でしかない)
しかし、この世代における特徴を見てみると、今後の警備業はもちろん、私たちの社会全体がこれから迎える「変化」に対して、優位に働く「メリット」になっているのです。
例えば、
1. 生まれた時から高度なネット環境やデジタル機器がすでに整備されていた
2. 情報収集は、TVや新聞などのメディアよりもインターネット中心
3. 今後の消費や労働などの中心世代 ※若い内に「コロナ禍」も経験済み
これらが代表的な『Z世代』の特徴ですが、今後、警備業も徐々に「IT化」を迎え、警備の現場において「デジタル機器を駆使して業務を行う」という段階になれば、項目1のように「生まれた頃からネット環境・デジタル機器を使用してきた」経験は不可欠になっていくことでしょう。
続いて、項目2の特徴に関するメリットですが、この『Z世代』は、これまでの世代のように「既存のメディアが用意した情報をうのみにする」ことなく、真贋の判断が付きにくいネットの世界から必要となる情報を引き出し、「自身で判断して情報を処理する」傾向にあります。
「警備」の現場においては、突発的に「判断が付きにくい状況」を迎えることがありますが、このような状況下でも『Z世代』は「まずネットなどの通信を利用して、上司や会社の判断を仰ぐ」という行動が自然で出る場合が多く、それらの指示を「総合的に判断した上で行動に移せる」だけの素養がある、といえるのです。
そして、項目3については「今後、この『Z世代』が社会の中心的存在を担うことが確定している」という点から、今後の「警備業務」における「対象者」は、大半がこの世代になる(交通誘導警備の場合、現場の関係者も同世代、誘導するドライバーもこの世代、といった風になる)はず。
さらには、この世代のほぼ全員が30代までの若い年代の内に、今回の「コロナ禍」を経験したことで、「社会が劇的に変化する可能性がある」ということを体験していることになります。
そのため、自身を取り巻く環境が激変しても、落ち着いて最善を尽くすように動ける素養が備わっている、と見ることができるのです。
■『Z世代』優遇の影には「将来的な警備業界のIT化」がある
続いては、先程もチラッと触れましたが「『Z世代』優遇の影には「将来的な警備業界のIT化」がある」というテーマについて解説していきましょう。
私たちグリーン警備をはじめとする警備業の将来を見据えた上で、非常に重要なファクターである「警備業界のIT化」ですが、この「IT化」の大きな目的のひとつに挙げられるのが「監視など常に集中し続ける必要がある業務の自動化」でしょう。
確かにこの分野は、常に集中し続けることが難しい人間にとって、できる限り早めに「自動化」したいポイントとなっています。
しかし「IT化」のメリットはその他にもあります。
例を挙げるなら、それは「より綿密な現場での情報共有が可能になる」という点と「現場での人員が密接な連携を取って行動できるようになる」という点でしょう。
そして、このふたつにおいて共通するのが「通信」というポイントです。
ここで思い出してほしいのは、この『Z世代』は「生まれた頃から高度な通信網が存在しており、それらを利用する機器の操作・利用法に長けている」という特徴があること。
おそらく、将来的に彼らの持つ「コミュニケーション能力」が、今後の「警備業務」を支えるために重要となるでしょう。
新しい時代をリードする『Z世代』の皆さんは、今後、私たちをはじめとする「警備業界」に限らず、この「コミュニケーション能力」を武器に「世の中の中心を担う」存在になっていくかもしれませんね。
■「価値観が異なるZ世代」を理解し「警備業の明日」を支える
このように、ここまでは『Z世代』が、警備業界を含む「今後の社会の中心」を担う人材である点について解説してまいりました。
しかし、この『Z世代』と、これまでの社会を支えてきた世代には、明確に「価値観が異なる」と言われているのです。
では、なぜそれほどまでに価値観が異なっているのでしょうか?
その理由としては、必ずしもこれがすべてだとは言いませんが「『Z世代』は、基本的に「バブルの崩壊以降の不況の影響を受けた中で育った世代」であり、経済的に厳しい環境で育った人も多い」ためでしょう。
このような影響もあり、この『Z世代』の多くは以下のような価値観を持っていることが多いようです。
・「家族」という単位ではなく「一個人」として自身や他者を認識
・モノを購入する際の判断基準は、価格やネームバリューよりも「自分の価値観に合っているか」で判断する
・対人関係を重視するあまり「他者からの評価」を気にしやすい
・あまり希望を持たず「冷めた視点」で社会や世の中を見ている
もちろん、あくまでこれらは「そのような傾向が強い」というだけであって、必ずしもこの世代の全員がこのような価値観を持ち合わせている、というわけではありません。
しかし、今後は警備の現場においても、このような「世代間の価値観の違い」を理解し合い、彼ら『Z世代』ともよりよいコミュニケーションを構築できるようにしていかなければ、タイトルのように「警備業の明日」を支えていくことは難しいでしょう。
今回は、今後の社会や、私たちグリーン警備をはじめとする「警備業」の未来を担う存在となるであろう『Z世代』に関するお話をお送りしてきましたが、みなさんいかがでしたか?
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