コロナ禍の影響は?夏以降の警備業界はどうなる?
2023年5月8日
今回の記事では、コロナ禍の影響は?夏以降の警備業界はどうなる?と題して、コロナの影響が縮小した社会における警備業界の動向や仕事量の増加など、詳しく解説していこうと思います。
では、早速最初のセクションから行ってみましょう!
■夏以降の警備業界はコロナ以前よりも仕事が増える?
まず、最も気になっている方が多いであろう『夏以降警備の仕事は増えるのか』という疑問の考察と回答から進めていきましょう。
あくまで予想の範囲内が前提のお話です。ズバリ夏以降、警備の仕事は増加傾向になる可能性が高いと考えられています。
その根拠についてですが、完全に消滅したというわけではないものの、新型コロナ感染症によりここ数年の間にわたって停滞していた経済活動が活発になりスピーディな回復を目指して加速していく。と想定されているためです。
さらに、この回復ペースの迅速化・拡大傾向は、夏以降さらに「目に見える形」で進むと考えられていることもあり、場合によってはコロナ以前よりも仕事量が増える可能性もあるとの見込みもあるほどです。
「目で見える形」とは、増加・上昇傾向にある経済の状況を「具体的な数字などのデータ化すること」を指しており、この状況が進めばより多くの成長に対する根拠も比例して増えるはずです。
さらに企業の多くは4月より新年度を迎えるため、前年度における成長率や黒字に関するデータなどは、公開から世間に浸透するまでのタイムラグが生じますが、夏以降であれば一般の方々が公開された情報を把握し、さらなる希望的な判断につながると考えられます。
反面で個人消費が減少している点は、不安視されている面でもあります。
個人消費が冷え込めば、交通誘導警備の拠り所となる工事そのものも減少しますし、同様にイベント・雑踏警備の拠り所となるイベントや催し物自体も減少していきますので、必然的に警備業務の仕事減少にも繋がります。
とはいえ、多くの人が個人消費の大切さや積極的な購入・サービス利用の重要さを理解しているのですが、好調と言われている賃上げが実質的なマイナス成長にあるのでは?という点からも、積極的な消費に二の足を踏まざるをえない現状が読み取れると思います。
■警備業界とつかず離れず?判断材料になる建設業界の動向は?
当ブログの過去回でもご紹介していますが、グリーン警備保障におけるメイン業務である「交通誘導警備」の好調は、工事を行う側、または発注する側である建設業界や不動産業界からの依頼が支えています。
そのためこれらの業界が今後好調状態を維持し、その流れがいつまで続くのか?という面から、警備業界全体の先を占うことができるでしょう。
このように密接な間柄となる警備業界・建設業界・不動産業界の関係性について、以下にまとめてみました。
・警備業界と建設業界の関係性
建設業界では、建設現場の安全確保や資材の盗難防止、周辺住民への迷惑防止のために、警備業界のサービスを常に必要としています。
また、建設作業中の交通整理や、建設現場周辺の安全確保も警備業界が担当しているので、建設業界の発展が続くに伴って、警備業界の仕事も増えると言えるのです。
・警備業界と不動産業界の関係性
不動産業界では、物件の管理やセキュリティ対策が重要です。
オフィスビルやマンション、商業施設などの物件において入退室管理や監視カメラの設置、駐車場の管理なども求められる場合がありますが、この業務の多くは警備業界が担当することになります。
また、不動産業界が発展し新たな物件が増える、すなわち工事そのものの量が増加することで、警備業界の需要も増加すると考えられるでしょう。
では、現在の建設業界、または不動産業界の動向はどうなっているのでしょうか?
(記事執筆現在の)建設業界の状況としては、大規模工事・プロジェクトによる特需効果でわずかではあるものの上昇傾向にあるといえます。
先に向けての課題こそあるものの、今後はさらに「バブル期に建てられた建物の改修工事」などの好材料もあるため、この上昇傾向が続く可能性も十分に考えられる状況といえるでしょう。
同じく不動産業界の動向としては、一部建設・建材コストの上昇など油断できない状況ではあるものの、緩和的に継続されている金融政策により主に不動産売買の部分で好調を続けています。
建設業界・不動産業界、どちらも警備の仕事を支える大切なパートナーですので、その状況・動向には常に気を配りつつ、警備業界の明日を判断していくべきでしょう。
■交通量が増えれば警備の仕事も多くなるってホント?
もうひとつ、一見警備の仕事とは関係が薄いと思われる点によって、今後の仕事量を判断できる「指針」が存在することを皆さんはごぞんじでしょうか?
もったいぶらずに教えて欲しい!という声も聞こえてきそうですが、その答えは「交通量の増加」です。
その根拠・理由として言えるのは、交通量が増えると交通事故や渋滞、駐車場の混雑などの問題を引き起こすことがあり、これらの問題に対処するために、警備員が交通整理や監視、駐車場の管理など求められるケースがあるためです。
また、大規模なイベントや建設現場などで、増加した交通量による混雑を緩和するために、警備員の増員や臨時スタッフが必要となる場合もありえます。
したがって、交通量が増えるに伴って警備業界の仕事も増えると考えることができるのです。
■夏以降の警備業界における好材料にはどんなものがある?
最後となるこちらのセクションでは、先程も少し触れましたが、夏以降の警備業界における「良い材料」をいくつかご紹介して、当記事の締めとしていきましょう。
まず、ひとつ目の好材料は「夏以降、警備の仕事の需要が増える繁忙期を迎える」という点です。
本来は「例年通りの流れ」となる夏以降の繁忙期ですが、2023年に限っていうなら「数年の停滞を経てたどり着いた特別な繁忙期」であり、警備サービスに対する需要が例年以上となる可能性も十分あります。
もちろん停滞期における公共事業や公共工事も、同様の流れで2023年は一層増加することが考えられますし、2023年から長期的に安定した需要を得ることも決して夢ではありません。
続いて、ふたつ目の好材料は「今後の警備サービスはより多角化していくと考えられている」点です。
もちろんサービスの多角化が進めば、今まで思いもよらなかった新たなニーズも生まれることになり、警備の仕事に対する需要もさらに増えるでしょう。
さらにインターネットやIoT技術を導入するなど、警備の仕事における「新たなやり方」が誕生する可能性もあります。
このような新しい技術は、多くの課題を抱えている状況をきっかけとして生み出されたり、社会に定着していったりするもの(リモートワークやオンライン会議が急速に広まった経緯を思い出してみましょう)ですので、今後思いもよらないブレイクスルーが登場するかもしれません。
■まとめ:夏以降も好調が続く?グリーン警備保障の仕事をはじめるなら今!
さて、皆さん、今回の本格的に回復?夏以降の警備業界はどうなる?は、いかがでしたか?
ようやくコロナの影響が収まってきたと感じることも多い昨今ですが、そのような状況だからこそ今後の行く末を冷静に判断する必要があると思います。
どうしても希望的な目線になってしまうからという方もいらっしゃるでしょうが、得体の知らない明日に不安を感じるよりも、そうなるかもしれないという好意的な目線で現況を捉えていく方が結果にも恵まれると思いませんか?
当記事をきっかけにグリーン警備保障のお仕事が気になった方は、未経験者でも働きやすい、グリーン警備保障へのご応募を検討してみてはいかがでしょうか?